巻頭では、WRESTLE-1チャンピオンジップ2度目の戴冠を果たした征矢学のインタビューを掲載。
さらに、、まさかの裏切りの末、アンファンテリブル入りし、熊ゴローのリングネームを捨てた羆嵐と、芦野祥太郎の同期タッグインタビューも掲載!

他に、選手プロフィールや、2018年3月14日&4月18日の後楽園大会のリポートなど内容盛りだくさん!


征矢学インタビュー、
芦野祥太郎&熊ゴロー放談をチラ見せ


征矢学編
◎2冠王者としての使命
征矢　ファイトスタイルはまったく違うからそれを継承することはできませんけど全日本、WRESTLE-1と武藤さんが先頭に立って引っ張ってきたのを近くで見てきましたから。それをやる覚悟をなくしてチャンピオンは名乗れない。これからのWRESTLE-1は、ただベルトが欲しい、頂点に立ちたいという欲だけでなく、そうした使命も背負う気持ちのある人間でなければベルトに挑戦してはいけない…それぐらいの気持ちで私はいます。今までも自分なりのチャンピオン像を持ってやってきたので根っこの部分は変わらないと思いますが、それにプラスしての責任。それにもいろいろな形があるとは思うんですけど、意気込みでいうなら…たとえばシングルとタッグのベルトを持ったわけですから、一日に両方の防衛戦をやれと言われたらやるつもりではいます。セミでタッグの防衛戦をやったあとに、メインでシングルの防衛戦も…。(そこは並べなくてもたとえば休憩前にタッグでもいいのでは?)いやいや!　いつもならタッグとシングルのタイトルマッチが組まれる場合はセミとメインじゃないですか。同じ人間が持っているからといって変えてしまうのはよくない。やれと言われたらNOと言わないのが、両方持った者としての責任です。

◎芦野と熊ゴローの合体について
征矢　まあ、熊ゴローは現状を変えたかったのでしょう。あれがいいことなのかどうかはわからないけど、負けたばかりなのにすぐもう一度挑戦できるようになったわけですから、それはラッキーだったんじゃないですか。こっちとしては挑戦させろと来られたからには正面から受けるつもりなので。ただ、あの2人って仲が悪いじゃないですか。Enfants Terriblesに熊ゴローを入れたことがミステイクだったと、芦野がどの段階で気づくか私は楽しみです。熊ゴローが所属するユニットって、みんな崩壊している。あいつには持って生まれたユニットブレイカーとしての才能があるんでしょう。自分自身はそのつもりがないのに、行く先々でうまくいっていたものがうまくいかなくなってしまう。あいつには疫病神の才能があるんです。Enfants Terriblesの中でも問題を起こしますよ。ましてや芦野と仲が悪いという火種は常に抱えたままやるわけですから。いくらEnfants Terriblesは仲良しこよしではなく個人だといっても、たとえばタッグマッチで誤爆や同士打ちが続いた場合、それでも勝つためにやれるのかと。

芦野祥太郎&熊ゴロー編
芦野　こっちはシングルとタッグのベルトをそれぞれ1年間持ち続けてきたわけです。その2人が組めば普通に考えたら強い。そこに好き嫌いなんていうよけいな感情はいれなくていいんです。別に好きだから勧誘したわけじゃないんだから。ベテランの人たちかもファンからもいろいろ言われて一番感情を爆発させたのは結局、熊だったじゃないですか。それさえあれば俺らの間の感情なんて必要ないんですよ。
熊ゴロー　土肥孝司と仲良くやった結果がコレだということは、それより上にいくには手段なんて選んでいられない。だったらシングルで一番強い芦野祥太郎と組むのが上にいける可能性が一番大きいでしょ。
芦野　Enfants Terriblesに入れば、まず脳みそが変わりますから。ベテラン軍はプロレス脳が完成された人たちの集まりなのに対し、NEW ERAはちっちゃい脳みその寄せ集めだった。Enfants Terriblesに入ることで脳が進化すれば俺がバカだなんだとか言ったところで関係がなくなる。レスラーとしての頭が磨かれる。
熊ゴロー　今までは力や体格、勘だけでやっていましたからね。
芦野　熊がそうなったら、やべえなってなるじゃないですか…まあ、そこでやべえってならないところがNEW ERAの連中だけど、危機感を持ったやつが出てくることでWRESTLE-1はもっとよくなる。でも、熊みたいに行動を起こして爆発しないと入れてくださいっていってきても簡単には入れないですけどね。熊なんて、ヘルニアの人間の腰をイスでぶっ叩いたんですから、それぐらいのことをやれよと。
熊ゴロー　今までああいう状況になったことがなかったんで、自分の知らない面が出たみたいですね。
芦野　それほどNEW ERAに期待していたってことですよ。その期待を裏切られた…熊が裏切ったんじゃなく、NEW ERAが熊を裏切ったんだよ。熊は被害者、加害者は稲葉と土肥。

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